お部屋見舞い云うんは春のおどりの時やら、舞の舞台に
出た時、頂いたり贈ったりするプレゼントみたいなもんどす
お花やったりお菓子やったりご祝儀やったりします
同じ舞台に立つ出演者同士のやり取りは記憶におへんけど
自分が出てない時は芸舞妓同士でもお部屋見舞いの
やり取りはおした
お茶屋さんのお母さんやらお客さんやら姉さんから主に
頂きました
一番最初に貰うたお部屋見舞いは、15歳の春のおどりに
見習いさんで出た時、屋形にいはった先輩の姉さんで
その時はもう辞めてはったのに楽屋へ持って来てくれはりました
ピエロのお人形の、おなかの中にチョコレートとかあめちゃんが
入っているのんで、今でもはっきり覚えています
嬉しゅうて、うちも大きなって芸妓さん辞めてても、後輩の
舞妓ちゃんにこんなお部屋見舞い出来る人になろうって
思いました
お部屋見舞いは俳優さんや歌舞伎役者さんの楽屋へよせて貰う時
も必ず持って行きました
ご縁があって南座のお芝居に越中おわら節の踊り子として
出させて貰うた時も、俳優さん達から、お名前入りの手ぬぐいや
菓子折り、バッグ等をお部屋見舞いとして頂きましたし
中日(なかび)には主演俳優さんからうな重の差し入れが
お昼ご飯として配られました
一般的には楽屋見舞いと云うそうです
おおきに 又 おはように
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